【考察】フリーウエイト主義が多い理由

ジムでのトレーニングでは、マシンとフリーウエイトの2種類に大きく分けることが出来ることはご存じかと思います。

それぞれメリットデメリットがありますが、一般的なトレーニーは大体フリーウエイトを推します。
それはなぜでしょうか？？

ちなみに私も断然フリーウエイト派です。

その理由を探っていきましょう！！

ちなみに理由は2つあります。結果から先に述べると

スタビライザー(補助筋群)が使われ、筋トレ効率up！

スタビライザーって知っていますか？

「stable」安定したという意味の英語があるように、スタビライザーとは”安定させるもの”です。

筋トレにおいて、それは何かというと体のバランスを保つために必要な筋肉群ということになります。

フリーウエイトの場合、自らの体とダンベルなどの重りのみでトレーニングを行うため

非常にバランスがとりにくいです。

バランスを保ちながらトレーニングを行うので、バランスを保つための筋肉も利用されるというわけです。

文章だけでは分かりにくいかと思いますので、ベンチプレスを例に説明します。

ベンチプレスは、誰もが知るように胸の上にあるバーベルを上下させる動作ですが、縦方向にバーベルを下す時、手首や背中を固めないと横方向にバランスが崩れますよね。

これがスタビライザーを使用している証拠で、要するに

バランスを意識しなければならない時に発動される筋肉群のことを指します。

このスタビライザーがより働きやすいのがフリーウエイト種目というわけです。

ベンチプレスを例に出しましたが、そのほかにスクワットならしゃがむ時や持ち上げる時に、体幹が重要になりますよね。

懸垂でも、何も考えずにやれば体の軸がブレブレになってしまうことでしょう。

軌道が固定されてない故に怪我しにくい？

軌道が固定されていた方が、安定でケガをしないと決めつけるのは早いです。

私の経験と考えなのですが、

軌道が固定されているゆえに、あらゆる方向の力でもトレーニングできてしまう

これが怪我の原因だと考えます。具体例を示します。

上図はスミスマシンで棒を腕で上下動させるトレーニングを横から見た断面図になっています。

本来は、縦方向にバーを移動させるので縦方向に力の向きがかかっているべきです。
しかし、最後の追い込みや筋トレ初心者の人の中には、図に示すように上に押す動作なのにも関わらず斜め方向に力を入れてしまっている可能性があります。

しかしこれでも、力は上方向にも働くためバーは上に挙がります。
なのであたかも正確にトレーニングできていると勘違いしてしまいます。

しかし、斜め方向なので横方向の力はどうなるかというと

作用反作用の法則で、自分の手首に大きな負担となって帰ってきます。

確かにベンチプレスなどでも手首や肩を痛めるといった報告はかなり多いです。

しかしそれによって、フォームを頑張って改善しようと努力するはずです。
しかも、マシンのようにかなり力の方向がずれているとそもそも、バーが落下したりするのでトレーニング自体を行うことが出来ません。

そういった面で

力の方向を誤るために起こる怪我というのは比較的少ないかと思います。

また軌道が決まっていないということは、関節の自由度も高いということになります。
スミスマシンだと、挙げる軌道が決まっているために手首やひじの関節を固定する必要がありますが、ベンチプレスだと人それぞれ軌道が違うように、手首を自在に動かせるのがポイントです。

マシンでは、この自由度の低さが怪我の元になりうると考えています。

＋α　シンプルisベスト

これまで、散々述べてきましたがやはりフリーウエイトは、単なる重りを挙げたり引いたりと非常にシンプルかつ単純な作業であることが良きポイントです。

またbig3が代表的であるように、筋トレのフリーウエイトこそが筋トレの基本なのです。

特に初心者の人は、マシンで自力をつけてからフリーウエイトに

なんて考えずに、どんどんフリーウエイトするべきだと思っています。

皆さんの筋トレライフがよくなりますように！！